アラフォー女が実際にWebデザインの職業訓練校に通って感じたメリットとデメリット

※こちらの記事はアフィリエイト広告を利用しています。

Webデザインに興味がある人がスキルを習得するための手段はさまざまですが、その中でも「職業訓練校」は有力な選択肢の一つです。

この記事では、アラフォー元派遣社員の私が、実際に職業訓練校でWebデザインを学んでみて感じたメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。

尚、こちらの記事は2024年10月28日現在の情報です。最新情報につきましては公式サイトをご確認ください。

もくじ

職業訓練校とは?

職業訓練校は、厚生労働省が管轄する教育機関で、失業者や求職者に対して実践的なスキルを提供することを目的としています。

訓練校の多くは、短期間でのスキル習得を重視しており、職場で即戦力となるスキルを提供することを目指しています。

Webデザインに特化したコースも多く、基本的なHTMLやCSS、JavaScriptの基礎から、PhotoshopやIllustratorなどのデザインソフトの使い方まで、幅広く学ぶことができます。

私が通っていた訓練校でもHTML・CSS・Photoshop・illustratorのスキルを身につけられるクラスでした。

職業訓練校に通うメリット

受講料が無料である場合がほとんど

職業訓練校の最大の魅力は、その費用の安さです。

通常のデザインスクールと比べ、職業訓練校では受講料が無料のところがほとんどです。テキスト代は別途必要になります。

また、失業手当の受給者は訓練期間中も失業手当を受け取れる場合が多く、収入の心配をせずに学習に専念できる点が大きなメリットです。

基礎から学べる

職業訓練校では、Webデザインの基礎をしっかりと学ぶためのカリキュラムが組まれています。

HTMLやCSSといった基本から、JavaScriptの基礎、デザインツールの使い方など、幅広い範囲で学ぶことができます。

担当の先生が、丁寧に教えてくれるため、分からないところは挙手をして聞いている生徒もいました。

就職支援の充実

職業訓練校は、学習だけでなく「就職支援」も重要な役割の一つです。

例えば、求人情報の提供や面接練習、ポートフォリオ作成のアドバイスなど、卒業後に実際の職場で働くためのサポートが受けられます。

また、企業とのネットワークを活用して、インターンシップや企業見学などの機会が提供されることもあります。

私のクラスでは、給与や福利厚生なども充実している企業の方が説明会にきてくださり、ぜひうちの企業にきてください!と呼びかけていました。

学びながら人脈を広げることができる

職業訓練校には、同じようにWebデザインに興味を持つ人たちが集まります

学習を通じて交流が生まれ、時には将来的に仕事でつながることもあります。

また、講師との関係も重要な人脈の一つとなるでしょう。

現場経験のある講師から実践的なアドバイスが得られるだけでなく、その後のキャリア相談にも応じてもらえる可能性もあります。

訓練校を卒業した方が、私のクラスに教えに来ていたり、交流会が縁で神社の広報に就職した方もいました。

学割価格でAdobeに加入できる

illustratorやPhotoshopなどがパックになっているAdobeのCreative Cloudコンプリートプランを通常 7,780円(税込)/月額のところ、学割適用で1年間は2,180円(税込)/月額で使用することができます。

また、メーカーによってはパソコンも学割で購入するころができるようです。

私自身は、NECで購入しましたが、学割は使用できませんでした。ただし、時期によってはものすごく割引の効いた価格で購入できますのでチェックしてみてください!

私自身がお得に購入できたこちらの記事もぜひご覧くださいね!

職業訓練に通うデメリット

授業内容が基礎的な場合が多い

職業訓練校は初心者向けのカリキュラムが多く、内容が基礎的であることが多いようです。

すでに基本的なスキルを持っている方や、より高度なデザイン技術やプログラミングスキルを求めている方には、物足りなく感じる可能性があります。

高度なスキル習得を目指す場合は、職業訓練校以外の選択肢を検討したほうがよいかもしれません。

短期間でスキルを習得する必要がある

職業訓練校のカリキュラムは短期間で多くの内容を詰め込むことが多いため、学習内容の消化が追いつかないことがあります。

特にWebデザインの基礎知識をすぐに身につけるために、短期間で集中して学習する必要があるため、授業についていくのが難しいと感じる人もいるでしょう。

また、実践的なスキルを深く学ぶ時間が限られているため、授業だけで完璧に理解するのは難しいと感じることもあります。

未経験では採用されるのが難しい

基礎的なことを学び、資格を取得しますが、実際に求人情報を覗いてみると、『〇年以上の経験必須』などと書かれている場合が多く、未経験で採用してもらえる企業がとても少ないです。

また、地方ではWebデザインの求人は県内で10~20件あるかどうかという感じなので、働き先を見つけるのが難しいのが現状です。

個別指導が難しい

職業訓練校は基本的に集団授業形式で進行します。そのため、一人ひとりに合わせた個別指導が難しいというデメリットがあります。

特に、学習ペースや理解度に差がある場合、授業の進行についていけなくなる可能性もあります。学習で困った際に相談する機会が少ないと、学びが深まらないこともあります。

私のいたクラスでは、個別に聞く機会もあり恵まれていましたが、担当する先生にもよるみたいですね。

最新技術やトレンドに対応しづらい

Webデザインの世界は技術革新が速く、トレンドも頻繁に変わります。

職業訓練校のカリキュラムは、基礎知識に重点を置く傾向があるため、最新技術やトレンドに対応できていない場合があります。

たとえば、新しいCSSフレームワークやJavaScriptライブラリの導入が遅れることもあります。最新のスキルやトレンドを学びたい場合、独学や追加の学習が必要になるでしょう

覚えた技術も日々パソコンをいじらなければ忘れる

どの資格もそうだと思いますが、Photoshopやillustratorは特に、定期的に使用しなければ使い方を忘れてしまします。

いざ使おうとなったときに、使用できないのは困りますよね?そのため、ポートフォリオを増やすためと思って、定期的にパソコンを触って操作を忘れないようにすることも必要です。

職業訓練校が適している人とは?

以上のメリットとデメリットを踏まえると、職業訓練校は以下のような人に特に適していると言えます。

  • Webデザイン初心者
  • illustratorやPhotoshopを触ったことはあるけど、資格は持っていない人
  • 初期投資費用を抑えて勉強したい。キャリアチェンジを目指したい人
  • 短期間で就職を目指したい人
  • Webデザイン関係の副業を始めたいけど、何から始めたらよいかわからない人

職業訓練で学習効果を高めるためのコツ

職業訓練校に通う場合、次のポイントを押さえておくことで、学習効果をより高めることができます。

積極的に質問をする

疑問点や理解が曖昧な部分があれば、積極的に講師に質問しましょう。

授業時間外でも質問できる機会を利用することで、効率的に学習を進めることができます。

自主学習の時間を確保

授業内容を補完するためには、自主学習が欠かせません

Webデザインの世界は日々進化しているため、授業でカバーされなかった内容や最新の技術についても自主的に学ぶ必要があります。

私のいたクラスでも、試験勉強で学校に残って勉強している人や、自宅のパソコンで勉強している人など、ほぼ全員が自主学習時間を作っていましたね。

ポートフォリオの作成にも注力する

就職活動において、ポートフォリオはとてもに重要になってきます。

職業訓練校で学んだ内容を活かし、自分のスキルをアピールできる作品を積極的に作りましょう。自分の成長を感じられると同時に、就職活動でも大きな強みになります。

未経験であっても、このポートフォリオがきっかけで就職できることもあるそうですよ。

まとめ

Webデザインの職業訓練校は、安価で基礎から学べる点や、就職支援が充実している点など多くのメリットがありますが、一方で、内容が基礎的であることや、短期間で詰め込みがちな点など、デメリットも存在します。

職業訓練校が自分にとって最適な選択肢かどうかは、メリットとデメリットを理解した上で、目的や自分の状況に照らし合わせて判断することが重要です。

もし職業訓練校が適していると感じるなら、積極的に活用していくことでスキルアップや就職活動に役立つはずです。一方で、「もっと専門的な知識やスキルを深く学びたい」「最新のトレンドを追いたい」という希望がある場合には、職業訓練校だけでなく、追加の学習を検討するのも一つの手段です。

Webデザインの分野は、他のIT業界と同様に変化が激しく、常に自己学習が求められる職種でもあります。

職業訓練校をうまく活用しつつ、学び続ける姿勢を持ち続けることで、Webデザイナーとしてのスキルをしっかりと育て、長期的なキャリアを築いていけるでしょう。

最後に

職業訓練校での学びは、Webデザインの世界への良いスタートを切るための第一歩です。

自分の目標とスキルレベルに応じて、職業訓練校を通じた基礎固めをするのか、それとも他の学習手段を選ぶのかを判断しましょう。

大切なのは、どのような方法であっても自分のペースでスキルアップを目指し続けることです。

これからWebデザイナーを目指す皆さんが、充実したキャリアを築いていけますように★

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

もくじ